
◎プロフィール◎
職種:リハビリテーション科/作業療法士
入職年:2010年度入職
最終学歴:新潟医療福祉大学 医療技術学部 作業療法学科
キャリアパス:係長・福祉住環境コーディネーター1級
◎お仕事インタビュー◎
■ 現在の仕事内容を教えて下さい。
現在の仕事は、主に回復期チームのコーディネートを行うことです。
運動麻痺や筋力低下、高次脳機能などが残存し、すぐには在宅復帰できない患者さんは「今後どのように生活していくか?」という問題に直面します。
自動車を運転したい方、主婦として家事を行ないたい方、畑仕事を行ないたい方など、それぞれ異なる目的を持っているため、「どうすれば患者さんの希望が安全に叶えられるか?」を多職種で話し合い、入院期間や方向性・環境設定を決めています。
管理職として直接患者さんの治療を行うことは少ないですが、OT・福祉住環境コーディネーターの視点から各担当にアドバイスを行い、より良い方向へチームを導いています。
■ イムス富士見総合病院を志望した理由は何ですか?
この職場に入職したのは10年前。当時はリハビリ科全体で15名程度在籍していた中で、OTは2名しかいませんでした。
このような職場に就職したのも、「せっかく就職するなら、なんでもできるOTになりたい!」と逆にPT職場だからこそ、OT以外のことを吸収できると思ったからです。
また、IMSほどの大きなグループであれば他病院との繋がりも強く、勉強会や病院間交流もできることも魅力でした。
現在ではOTも18名まで増え、部門として確立しましたが、目標である「なんでもできるOT」を目指し、OT全員で様々な疾患・状態の患者さんに関わっています。
■ 職場の雰囲気はどうですか。
当院のスタッフの平均年齢は26歳と、若手が多く活躍している職場です。
まだまだ治療技術はベテランには及びませんが、特に1~3年目のセラピストは治療技術の向上のため、
業務後に自主的に学習を行なったり、お互いに技術を確認し合い、日々研鑽を重ねています。
病院独自の取り組みとしても、認定資格受験/研修会の費用補助などがあり、
自ら興味を持っている分野を深める環境が整っています。
また、既に複数の認定資格を保有しているセラピストや、大学院に通っている職員もいる他、
近隣の大学教授が1回/週来院しているため、専門的なフォローを受けるチャンスは多いです。
自分自身の力を伸ばすにはBESTな雰囲気を持つ職場だと思います。
■ 印象に残っている仕事はありますか。
4年前に当院の回復期病棟を立ち上げに携わったことが一番印象に残っています。
それまで急性期のみの病院でしたが、回復期病棟を立ち上げる上で、
まずは増築するところからのスタートだったため、設計図と向き合うことが最初の仕事でした。
回復期の経験もほぼ0だったので、グループの他病院の見学に行ったり、
手すり位置の設定や必要な福祉用具の準備、看護・栄養・MSW・医事課など他職種との連携など・・・
正直、楽な仕事ではありませんでした(笑)。
しかし、こういった大きなプロジェクトを任せてもらえたことで、
様々な職種の仕事内容を知ることができ、以前よりも他職種との絆が強まり、
福祉住環境の資格を目指すキッカケにもなりました。
■ 仕事の中で大切にしていることはありますか?
話しかけられた際に必ず部下の方を向くように気をつけています。
以前は忙しい時はどうしても目の前の仕事に意識が向きがちになってしまい、部下から話しかけられても作業をしながら返答をすることが多かったです。
しかし、面と向かって話すことで、「相手に安心感を与えることができる」とグループの講習会で学んでからは、どんなに忙しくても一旦作業を止めて、話を聞くようにしています。
そうやって話す事で部下の表情も豊かになり、話してくれる情報量も増えているように感じます。
よいリハビリをするには、まずは自分たちのコミュニケーションが重要だと思います。
上司も部下も気兼ねなく話せる職場を目指していきたいです。
■ 現在求職活動中の方へメッセージ
当院では超急性期~回復期~在宅リハと長期に渡って患者さんに関わることができるだけでなく、対象も乳幼児~高齢者までと幅広いことが特徴です。
どんなこともやってみたい!経験してみたい!といったチャレンジ精神あふれる方に是非とも薦めたい職場です。
どんな領域であっても経験してみなければ、その楽しさや難しさはわかりません。
せっかく専門職になるのであれば、色々な患者さんを治せるセラピストを目指さなければもったいない!個人的に思っています。
自分に何が合っているか?どんなセラピストになりたいか?まだ答えが出ていなくても、大丈夫!富士見なら答えを見つけるチャンスはたくさんあります。