医事課

所属長メッセージ

病院で初めて患者さまとお話しする部署が我々医事課職員です。
一般のサービスは楽しい気持ち・嬉しい気持ちで受けると思います。
しかし医療は不安や心配で不安な気持ちの状態で傷つきやすいです。
医事課に求められる能力は目配り、気配り、心配り　です。
相手の立場に立って、相手の考えや気持ちに思いを寄せること。
目の前にいる患者さまが何をもとめ、何をしたいと望んでいるのかを推察しさまざまな気持ちに寄り添い行動することが大切です。
『医療に携わる事務』ですが我々は医師や看護師のように資格をもっているわけではありません。
しかし、心のケアは職員全員ができるはずです。
誰かのために働きたい！そう思っていたら一緒に働いてみませんか。

仕事内容

入院係

入院事務業務は、主に一般的に入退院の手続きや入院診療費の請求業務です。
また、電話対応やデータ集計等も行っています。
入院費用は外来費用よりも医療費が高額になる可能性も多く、一人一人の患者様に対する高額療養費制度の説明案内も重要になり、個人のスキルアップに繋がります。
また看護部とは病棟で実施された医療行為を会計へ反映させる相談、MSWとは患者様家族に関わる情報の連携（金銭状況の確認等）・病歴管理室とは入院費の請求に必要な適切なDPCコーディングができるよう協力してレセプト作成し、様々な部署と連携し業務を行っています。
そして、入院から退院まで患者様・患者様家族に寄り添って案内をし、患者様が安心して過ごすためのサポート役を担っています。

地域医療連携室

地域の医療機関と連携して患者様に適切な治療を受けて頂けるよう病院の橋渡しをする部署です。
入院が必要な患者様の受け入れ調整、紹介患者様の受付業務、近隣の医療機関のマーケティング調査などを行っています。
連携強化のため医療機関へ営業に行き、当院のことを伝えながら困っていることを情報収集し今後の経営方針の材料を集めることも連携室の大事なお仕事です。

救急部

救急部では救急医師、救急看護師とともに救急車で来院された方、急変した方の対応を行っています。
実際に運ばれてきた患者様の治療の際には、物品を用意したり、記録を書いたりなど１つのチームとして活動しています。
それ以外の事務的作業では、救急車の受け入れ台数や、救急を受診した患者様の数などを日々集計しています。

外来

患者様が来院した際、最初にお会いするところが医事課となります。
来院された方が抱えている病気などの不安を少しでも和らげ、笑顔で、親切丁寧な待遇を行うように心がけています。
外来では主に受付業務・検査案内・会計業務を行います。
医師や看護師、検査科や放射線科などの多職種との関りも深い部署です。
スタッフ一丸となって患者様一人ひとりに寄り添った丁寧な診察が行えるよう日々コミュニケーションを大事に業務にあたっています。

診療情報管理室

診療情報管理室では、診療記録の保管、管理、点検、運用を行っている部署です。
又当院はDPC包括支払い指定病院の為、DPC決定及びデータチェックや提出を行うとともに、カルテ開示やがん患者の統計を行うためのがん登録を行っております。
DPC(診断群分類包括評価)とは１日あたりの定額の点数からなる包括評価部分と従来の支払い方法である出来高評価部分を組み合わせた計算方法です。
出来高評価とは行った診療行為の点数の積み上げによる計算方法です。
出来高評価の対象になるのは手術などです。
普段コンビニ等でお会計するときと同じ考え方で、手術を行えば行うほどお会計は高くなります。
それに対し、包括評価とは、入院期間中に医療資源を最も投入した「傷病名」と、入院期間中に提供される手術、処置、化学療法などの「診療行為」の組み合わせによりDPCを決定することで厚生労働省の定めた１日当たりの定額の点数が算定されることです。
点数が包括されるのは入院基本料、検査、投薬、注射、画像診断などです。
そのためどんなに検査や注射を多く行っても１日あたりに算定される点数は全く変わらないということになります。
当院はこの支払方法を取り入れており、診療内容に基づいてDPCを決定しています。
そのため入院患者のお会計を算定する上で欠かせない部署になっています。