◎プロフィール◎
職種:検査科/臨床検査技師
入職年:2012年度入職
最終学歴:東武医学技術専門学校
キャリアパス:消化器内視鏡技師
◎お仕事インタビュー◎
■ 現在の仕事内容を教えて下さい。
私は主に内視鏡検査に携わっており、検査の介助や内視鏡機器の保守、管理をしています。
当院では午前は食道・胃・十二指腸を観察する胃カメラ検査、午後は大腸カメラ検査を行っており、検査医・看護師・臨床検査技師で検査を行っています。
検査技師は検査が始まる前に内視鏡や処置具の準備、使用機器のチェックを行い、検査中にポリープや病変が見つかった場合は、医師の判断で生検をしたりポリープ切除の介助をしています。
検査終了後は、手洗いと自動洗浄機を使用して内視鏡や処置具の洗浄、消毒をしています。
臨時で追加の検査が入る事もありますが、看護師と協力し合い柔軟に対応しています。
■ イムス富士見総合病院を志望した理由は何ですか?
元々地域医療というものに興味があり、他の施設や病院と連携して患者さまにストレスなく医療を受けて頂けるように、地域に根差した医療を届けたいと思っていました。
また、検査を通し患者さまやご家族、地域の皆様に安心・安全に医療を受けて頂く為にも、勉強会への参加や新たな資格の取得などスキルアップに努め、信頼のある検査技師を目指して行きたいと考えています。
そのような、患者さまや地域の皆様の心の支えとなる愛される病院で働きたいと思い当院を志望しました。
■ 仕事の魅力・やりがいを教えて下さい。
予約検査以外で吐下血などの緊急性の高い検査が入る事もあります。
患者さまの状態によっては命に関わる処置になる為、とても緊迫した現場となります。
検査医が処置を看護師は患者さまのバイタル管理、検査技師は検査医と共に処置の介助を行い、無事に処置が終了し患者さまの状態や検査値が改善しているのを確認するとほっとするのと同時にとてもやりがいを感じます。
また内視鏡業務経験と研修会に参加する事で、消化器内視鏡技師の受験資格が得られ資格を取得する事が出来ます。
研修会では他施設の感染管理の方法や検査についてより深い知識を身につける事が出来る為、自身のスキルアップにも繋がります。
■ 苦労した話や失敗談は何ですか?
内視鏡に携わるようになり、ほとんどが初めての事で毎日覚える事も増えていくので大変だった事を覚えています。
まず処置具の種類の多さです。
それぞれ名称と用途、使用方法が異なるため、紙に書き出したり何度も先輩技師に聞いてやっと覚える事が出来ました。
また難しい介助に入る際、上手く介助が出来ず悩んだ事もありましたが処置具の扱い方のコツを教えて頂き現在では自信を持って介助に入る事が出来ています。
新しい場所で新しい事を学んで行くのに苦労や失敗は誰でも必ず経験する事だと思います。
そんな時は1人で悩まずに先輩や仲間を頼って共に乗り越えて行けたらいいなと思います。
■ 仕事の中で大切にしていることはありますか?
内視鏡業務で私が特に力を入れているのは内視鏡機器、処置具の感染管理についてです。
洗浄・消毒が不十分だと検査を介して様々な細菌感染やウイルス感染が起きる可能性があります。
検査後の内視鏡内には多くの汚れが付着していて、自動洗浄機では細かい部分の汚れは落ちにくくなっています。
その為手洗いでの洗浄が重要となります。
また消毒液は使用期限超過や調合不良によって効果がなくなってしまう為、毎日の濃度チェックは必ず行うようにしています。
患者さまに安全に検査を受けて頂く為にも丁寧な洗浄や消毒、毎日の感染管理を大切にしています。
■ 現在求職活動中の方へメッセージ
内視鏡検査につく経験がなく心配だ、不安だと思っている方も多いと思います。
現在7名の検査技師がローテーションで内視鏡に入っていますが、ほとんどのスタッフが未経験でいちから内視鏡検査について教わっています。
主に検査技師同士で内視鏡洗浄のやり方や介助の仕方を教え合っていますが、時には看護師も一緒になって全員で助け合いながら学んでいます。
検査によっては緊張感のある現場なので、慣れるまである程度時間はかかると思いますが、検査後快方に向かう患者さまを見ると、とてもやりがいのある仕事だと思います。
少しでも内視鏡に興味があるという方、スタッフ一同お待ちしています。