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臨床工学科

所属長メッセージ

安全かつ適正に使用できるように他職種との連携も図りながら業務をしています。

現在、臨床工学科は25名で構成しています。
臨床工学技士は院内ではME(Medical Engineer)やCE(Clinical Engineer)と呼ばれ、医師の指示のもと、生命維持管理装置の操作・保守管理を行う資格であり専門性の高い職種です。
業務内容は医療機器管理業務・血液浄化業務・手術室管理業務(人工心肺業務含む)・心臓カテーテル業務・不整脈業・ユニット(ICU・HCU・CCU・SCU)でのCHDF(continuous hemodiafiltration:持続的血液透析濾過療法)業務や補助循環装置の管理を行っています。
臨床工学技士は病院で使用する全ての医療機器に関与し、安全かつ適正に使用できるように他職種との連携も図りながら業務をしています。また臨床工学技士や他職種へのスタッフ教育も行いながらチーム医療の一端を担っています。

臨床工学科技士長 高橋 幸一(臨床工学技士)

仕事内容

医療機器管理業務

中央機器管理室では、院内で使用される輸液ポンプ・シリンジポンプ・ベッドサイドモニタ・人工呼吸器などの様々な医療機器を一元管理しており、安心かつ安全に機器が使用されるように保守点検を実施しています。
また、毎日病院内を巡回して除細動器や使用中の人工呼吸器などの点検の実施や、病院職員への医療機器の適切な使用方法の勉強会も行なっています。

血液浄化業務

透析室はベッド数31床月曜日~土曜日、午前・午後の2クール行っています。
外来維持透析、入院透析、アフェレーシスに対応し、近年ではオンラインHDFに対応したコンソールを導入し、治療の幅を広げています。
コンソールの定期点検や透析液の水質管理を行い、患者さまに安心・安全な透析を受けて頂けるよう日々努めています。
フットケアや腎臓リハビリテーションも取り入れています。

手術室管理業務

OPE室の機器管理業務・手術支援業務では、手術施行時、適切に機器が使用できるよう、始業点検・日常点検・終業点検・定期点検を行い、不具合があった場合には迅速な対応ができるよう体制を整えています。
人工心肺業務では回路の組み立て、人工心肺の操作、心筋保護液注入の操作、冷温水槽、自己血回収装置などの機器の操作を行い、円滑な手術の進行をサポートしています。

心臓カテーテル業務

心臓カテーテル室はカテーテル検査や狭心症、心筋梗塞などの循環器系疾患や末梢動脈疾患の治療を行っています。
CEは生体監視記録装置(ポリグラフ)、各種診断装置(IVUS・FFR・OCT)、補助循環装置(IABP・ECMO)、体外式ペースメーカー、ロータブレータなどの準備・操作・点検を行なっており、心臓カテーテル室は24時間救急患者の受け入れをしている為、夜間は待機をしています。

不整脈業務

不整脈業務では、電気生理学検査[EPS]やアブレーション治療を行う時に使用する医療機器である、刺激装置・3Dマッピングシステム・高周波発生装置などの操作で、監視や記録を行っています。
ペースメーカー・植込み型除細動器(ICD)・両心室ペーシング(心臓同期療法:CRT)の植え込み時は機器操作を行い、植込み後は、ペースメーカー外来や遠隔モニタリング、トラブル対応を業務としています。

特  徴

総合病院なので幅広い業務に携わることが出来ます。
心臓カテーテルの件数が多く、他不整脈業務や心臓外科、透析は全般の治療を行っています。ローテーション制度があり幅広い業務が経験できます。
当院では、高度医療に伴う医療機器のスペシャリストとして、チーム医療の一員として業務に携わることができます。
臨床工学科はベテラン~中堅~新人まで各年代のスタッフが揃っています。オンオフがはっきりしておりプライベートでは気兼ねなく話せる雰囲気です。

スタッフ

人 数   臨床工学技士 29名 助手 1名 計 30名

男女比   男性 18名、女性 12名(6:4)

平均年齢  30.6歳

(2023年1月現在)

認定資格者

               2023年1月現在
透析技能検定2級 1名
透析技術認定士 9名
呼吸療法認定士 6名
心血管インターベンション技士(ITE) 2名
埋込型心臓デバイス認定士(CIED) 2名
CDR認定 1名
医療環境管理士 1名
不整脈治療専門CE 1名
フットケア指導士 1名
心電図検定2級 1名
心電図検定1級 1名
特定高圧ガス取扱責任者(液化酸素) 1名

教育制度

科内教育

・各セクションで教育制度があります。
・経験豊富な技士が多いため基礎から応用までスキルアップしていけます。
・基本的に教育マニュアルをベースに本人のレベルに合わせてカスタマイズし、個人のスケジューリングを行います。
・段階を踏んで進んでいく教育システムで、次第にレベルが向上していきます。
・新人教育や教育育成に対し3ヶ月に一度、各部門教育責任者が会議で話し合い、教育の見直し・更新をしています。
・『臨床工学科内勉強会』週一回程度開催。

他職種への教育

他職種への勉強会 2022年度
2022.04.08 医療機器について
2022.04.12 除細動器の使用方法
2022.04.28 Selectra 3D 使用方法
2022.05.13 コイル塞栓について
2022.05.18 ステントグラフトについて
2022.05.24 VIO3の使用方法
2022.06.02 クリニースキャンの使用方法
2022.06.06 ステントグラフト「アルト」
2022.06.16 鏡視下止血用サージセルの使用方法
2022.06.27 タニケット止血器PTSⅱ
2022.09.13 Atlanデモ 使用方法
2022.09.20 下平電気手術器
2022.09.21 ビーチチェアー
2022.09.21 NHF
2022.09.26 Primado2使用方法と洗浄滅菌について
2022.09.27 心筋保護液について
2022.09.30 吸引装置
2022.10.04 ペースメーカーの基本②
2022.10.14 Sonicision
2022.10.24 Al wiring system
2022.11.12 NHFとネブライザについて①
2022.11.18 NHFとネブライザについて②

症例件数

症例 2020 2021 2022
カテーテル治療 PCI 386 356 458
EVT(循環器症例のみ) 22 45 15
心外 オンポンプ 49 24 0
オフポンプ 10 3 0
その他 21 16 40
不整脈 ABL 120 178 188
デバイス 78 89 83
血液浄化 HD 11478 11074 9855
HDF 3840 3302 4558
CHDF 119 93 107
その他
アフェレーシス
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施設見学

随時施設見学を行っています。半日かけてすべての業務を見学体験できるスケジュールです。午前見学と午後見学バージョンがあります。
ぜひイムス富士見の臨床工学科を見に来てください!

●施設見学受け入れ人数●

2020年 16名
2021年 16名
2022年 22名

午前バージョン

R2年度埼玉南西部エリア合同就職相談会のお知らせ

午後バージョン

R2年度埼玉南西部エリア合同就職相談会のお知らせ

※詳しくはこちらから

部署紹介動画

臨床工学科の業務を1分程度の動画にまとめました。
動画ならではのリアルな雰囲気を確認できますので、是非ご覧ください。

インタビュー

写真をクリックして、インタビューや1日のスケジュールを見てみましょう!

臨床工学科・係長
臨床工学科・係長
臨床工学科・入職3年目
透析技術認定士・フットケア指導士
臨床工学科・新卒入職

FAQ(よくあるご質問)

Q どのように業務に携わっていけるか?(ローテーションなど)

A 一年目はローテーションで業務を行っていきます。

一年間で透析室と機器管理業務を行います。二年目からは希望した業務に携わっていく流れです。

 

Q スタッフの年齢層について教えて下さい。

A 21歳の1年目から20年以上の経験を持つスタッフが在籍しています。主に20代・30代が多く活躍しています。

 

Q 呼び出しはありますか?

A 夜間帯の緊急症例に対応する為、当直者とは別に待機もあります。

 

Q 透析業務の穿刺はいつごろから行いますか?

A 個人差はありますが、基本的に透析室に配属されてから約3ヶ月前後で始めます。

 

Q アフェレーシスも行っていますか?

A 基本的に医師から出た指示に対しては全てに対応する様にしている為、CARTやPEなど一通り行っています。